インド・タイ旅行1−2日目

1−2日目は移動とアグラ観光
羽田から香港経由でニューデリー空港へ。香港の乗り継ぎでは6時間待ち、格安チケットならではの乗り継ぎだな。香港空港は無線LANと無料電源が常設されてるのでノートPCさえあれば6時間でも余裕だったけどね。
ニューデリー空港に到着したのは深夜23時。ここから町へ出るタクシーはツーリストオフィスに連れて行かれ高いツアーを組まされる等危険いっぱいらしいので、電車の乗車時間ギリギリまで待ってプリペイドタクシーでニューデリー駅へ移動した。このプリペイドタクシー、信号無視するは居眠り運転するはで違う意味で危険だった。
結局、問題なく駅へ送ってくれたけど、Are you OK?と何度聞いたことか、、(ちなみにタクシー代は350Rs位だったかな。高いけど安全のためだと思うしかない。。)
そして駅についてびっくり、首都の名前を冠する駅なのにものすごい汚い!どっかの工場よりも汚い。日本人だったら想像できないレベル。入り口の広場には人が大量に寝てるし、構内でも寝てるしで、、、、これ、どこのブログにもかいてあるけど、本当に見てみるとかなり驚くね。
おまけにガイドブックに書いてある通り詐欺師が話しかけてくるんだよね。このチケットは使えないから外にあるツーリストオフィスで換えてもらえとか、ほんと面白い。でもこれに騙される人もいるからこそ深夜でもがんばるんだろうね。ま、詐欺師を華麗に無視して、シャータブティー列車に乗ること2時間弱、1日目(二日目?)の目的地アグラへ着いた。言うまでもなく到着時間は数十分遅れた。


アグラ駅出てすぐリキーシャが猛烈な威勢で声をかけてきた。

そのうちのヒトリがそのリキーシャに対するありがとう手帳?を見せてきて、1日950Rsの貸し切り契約をした。後々これが高いことを知ったんだけど、いい勉強になった。といっても、その日のうちに移動するから荷物の管理やら違う駅への移動やらを考えると、まぁいいのかもしれない。。いや高いんだけど。。いいのかもしれないと。。。


で、一日かけてまわった四カ所と感想は以下の通り。

  • タージマハル:人が多いだけで、近寄ってみるとそれほど奇麗でもないし精巧な加工が施されているわけでもない。
  • アグラ城:ただ大きいだけの微妙な城。
  • ベビータージ:タージマハルより古く、建築構成はその元になってる建物。人が少なく、一番見応えがあった。大理石の使い方はタージマハルより良かったと思う。
  • マターブ・バーグ:タージマハルの裏、川を挟んで眺める場所なんだけど、ここも人が少なくて良かった。たぶん、タージマハルに入るよりこの場所から眺めるほうがいいかもしれない。


タージマハル

はっきり言って、タージマハルのがっかり度は半端じゃない。ベビータージの方がいいと思う、コジンマリしてるけどね。言うまでもないけど、エセガイド、詐欺師はいっぱいだった。タージマハル横では、写真ポイントを教えてくれる人がいて胡散臭いなぁとは思ったけど、やはり最終的にお金を要求された。たかだかいい場所を教えるだけで50Rsもせびってくるんだから。結局最初に渡した10Rsだけで黙らせたけど、これもがっかり度に貢献してるのかもしれない。


ベビータージ

ベビータージであった日本人のテツ君はタージマハルの南口の商店で軟禁状態(子供が誘い込み、子供が扉を塞いで買うまで出させない)になり強制的に物を買わされたらしい。自分は、リキーシャが絶対買うなと忠告してくれたので全部無視したけど、やはり引き込まれたらかなりウザイんだろうね。日本円にしたら千円位の物を進められるわけだから、最終的に妥協しちゃう人もいて商売として成り立ってるんだろうね。。。


マターブ・バーグ

タージマハル裏を眺める場所(庭園)では、乞食の子供達に囲まれお金をせがまれたわけだけど、横に居た庭園作業者曰く親が居ないその日暮らしの子供なんだとか。すごいグルっぽい匂いがする上に10Rs上げたところでナンにもならないので、それを説いて無視し続けた。結局この場所はいい景色だったけど、台無しにされた感があったかな。


イードガー駅

4カ所見終えた時点で電車の出発にはまだまだ時間があったけど、多少なりとも期待していた遺跡にがっかりしてたのでイードガー駅で4時間まつことにした。
この待ち時間の間にもいろいろな人が話しかけてくる話しかけてくる、、、、初日からなんでこんなうっざい目に合ねばならんのだと何度心の中で思ったことかw。胡散臭い人は大抵英語か日本語が堪能なんだよね。
革製の靴底だから試さないか?と言ってきたり(ボロボロで見るからに使い古し)。『大学生で暇なんだ、話そう』と言いつつ、横に座って死角から手を伸ばしてきたり(これは二人組で1人が会話で注意を引いて、もうヒトリが気さくに横に座って手を伸ばしてくる方法だった)。弁護士アシスタントで、孤児院のお手伝いをしてて外国のお金を見せたいんだけどくれない?とか。(日本円の札をクレと言ってきてうざかったが、微妙に信憑性もあったので1ドル札やって去らせた)
1人だけ英語も日本語もだめだけど、小学生レベルの英語で一生懸命アグラを愛してることを力説する人が居た。その人だけが唯一安心して話せる人だったのが悲しいな。
ほかには話しかけないけど目と鼻の先に立って、または座って見続ける人がいたり、外人なんて結構いる町なんだから珍しいはずない。カースト制度がその根底にあるのかなと思ったりもしたけど、実際のところはどうなんだろう?外人ってカースト制度的には最下層に分類されるんだっけ。
ま、なんだかんだあったけど、30分ぐらい遅れて夜9時に着いた寝台電車に乗り込み、布団に包まり10分と経たないうちに寝ていた。