合戦尾根と東鎌尾根

台湾旅行やらで計画を立てるゆとりがなく、詳細な計画は立てられなかったもののとりあえず合戦尾根から東鎌尾根で槍ヶ岳に行ってきた。といってもメジャーな場所なので、1日目は合戦尾根から大天井岳へ、そして翌日槍ヶ岳へ行く一般的な行程をそのまま使うことにした。

1日目は合戦尾根から尾根へ出て大天井岳のテント場で一泊。合戦尾根は北ア?三大急登と言われてるだけあってきつい。だけど、階段状の登山道がきつさを増して感じさせてることを考えると身長が高い人はそんなに苦労しないんじゃないかな?自分にはその階段の高さが合っていないらしくて、自分のペースで登れなかったのが辛かった。
燕岳はパス。寝不足で疲れていたのでその日予定していた大天井岳へ急いだ。結局その日は2時になるかならないか位に到着しテント張って終えた。行動時間は6時間弱といったところかな(6:00-13:00)。

大天井岳から振り返って見た表銀座縦走路はこんな感じ。一つ大きな梯子あるくらいでかなりり歩き易い縦走路です。

1日目の標高差はこんな感じ、もちろん尾根に出れば平坦な道にはなるけどだらだら上り続ける感じ。


2日目は、喜作新道から東鎌尾根、そして槍ヶ岳から下って槍沢キャンプで泊まる予定で出発。このコースは6年前に通った場所でもあるので、何の問題もないことは分かってはいたが・・・・コースがどんなものであったかすっかり忘れていたため、久々に遭遇した梯子と切れ落ちた登山道で想像以上に疲れてしまった。
ここが一番大きな梯子。10mくらいはあって、梯子の基部は両脇にスパっときれ落ちてるのでかなり怖い。喜作新道は結構梯子が多いです。

東鎌尾根は谷側が切れ落ちており登山道が細くドキドキする個所が数箇所ある。ただ、山側のホールドがしっかりとあるので問題なく進めた。何より、目の前に見える槍ヶ岳の景色がここまでの疲労感を吹き飛ばし俄然とやる気にさせる。確か、6年前に上った時も、同様に東鎌尾根で二日目までの疲れが一気に吹っ飛んだ気がする。大天井岳から6時間、何とか槍ヶ岳に到着した。


ここは富士山か?


声には出さなかったけど思わず心の中でつぶやいてしまった。それくらい人が多く、槍ヶ岳山荘でしばらく休憩して考えたあと下山することにした。友人に槍ヶ岳ライブカメラに映ることを約束したものの、到着時間が早かったことと人の多さに疲れたので諦めることにした。山の中で群衆に遭遇することほど嫌なことはないよね。

2日目のテント場、槍沢キャンプ場を目指しもくもくと下山。その間にも何百人という(登りの)登山者とすれ違い下山してよかったと再認識。結局、なんとか槍沢キャンプに到着したもののすごい数のテントが既に張られており、登山道の両脇にもテントが張られるような状況だったので横尾まで移動するはめになった・・・。行動時間は10時間くらい(6:00-16:30)、シンドカッタ・・。

2日目の標高差はこんな感じ。東鎌尾根の上りは・・・・。


3日目は上高地にそのまま下山で朝一のバスで帰宅した。

それにしても槍ヶ岳の混雑の仕方は半端じゃなかった。シルバーウィークというよりは登山ブームが原因なのかもしれない。ピカピカ装備の若い人がかなり多くいた。女性二人組みできてたり。カップルできてたり。中にはスニーカーで登ってる女性もいて、考えるよりも前にその女性には警告してる自分が居た(危ないよ!程度ですが・・・)。兎に角、登山ブームかは分からないけど槍沢から登ってる人がすごい多くいた。
いや、それとも北アの人気がすごいだけなのかもしれない。南アや秩父にしか行かない自分にはかなり酷い混み方に見えただけなのかな?だとしても、山のキャパシティを超えた人が入ってるのは間違いない。近いうちに入山料や入山規制(1日何人等)が必要になるのかもしれないね。

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