3日目その1

三日目はエルサレムへの移動日。

夜9時に寝たおかげで朝4時に起きた。モスクが近いせいかアザーン(礼拝への呼びかけ)が聞こえる。イスラム教は一日五回の礼拝を行うが、こんな夜明けに起きてやる人はいるのだろうか。
a street

朝7時にバスが出発するということなのでJETTバスのオフィスに6時30分には着いていたんだけど、そう、ここはアラブ圏、バスが定刻通りに出発するはずが無い。まてど、まてどこない。事務のおっちゃんに何度聞いたことか。
唯一読めるアラビア語は数字だけという有様であるため、チケットに何が書かれているか分からない。。。Orz

気づいたらとなりに座っていた陽気なスペイン人のおじさんも周りに居た女の子も居なくなっていた。残っているのはブルカをかぶった女性(目だけが見えるイスラム教徒の服装)がいるだけ。この凍てついた空気が堪らない。もう8時過ぎてるんですけど、、、

JETT office
8時半頃にやっとバスが出発することになったがお客は俺一人。50人乗りくらいのバスに俺一人。うーむ、1時間半も遅らせるわけだ。

木が一本もない山道を1時間ほど進んだところで国境のキングフセインブリッジに到着した。
to the bridge

イスラエルへの入出国スタンプが押される、または入った形跡が分かるスタンプがある場合(ヨルダンの出入国スタンプがある場合)は、イスラム圏の国に入れなくなるとのことなので念のためスタンプを押さないでと出国管理官に伝えておいた。
返事もしないでもくもくと作業をしてたのでちょっと不安になったが、出国のバスの中でスタンプを押された紙が挟まったパスポートを受け取って安心した。
橋を越えた所で出国スタンプは回収されて、イスラエル出入国管理所で下ろされた。
オークリーのサングラスにポロシャツ、そしてカーゴパンツといういでたちのフランクな格好にはおおよそ似合わない使い古されたM16ライフルを肩にかけたトムクルーズ似の警備員が出迎えてくれたわけだが、違和感がすごい。
次に視界に入ったのは200万ドル?の懸賞金のかかったテロリストの手配書。 なんとも物々しい、、、、

そして、書くと長くなるので入国の様子を箇条書きでまとめてみると以下のような感じ。

  • 何度も金属検知器にひっかかるイスラム系の子供とお年寄りに警備員がぶち切れ。俺の目の前だったのでいろいろな意味で俺びびる。
  • ミッシェルロドリゲス、ジェシカアルバ似の美人入国管理官にシリアの入出国スタンプを見つけられ言葉攻めに。。かわいいからヨシトスル。
  • 入国スタンプ押さないでと言った後のその入国管理官の態度がアレな件。結局俺びびる。

スタンプのことをすっかり忘れてたので危うかった!

それにしても美男美女が多い国だとは聞いていたが、本当に美男美女だらけだな。このゲートに美男美女を集めてるだけなのかもしれないがw 何はともあれ、エルサレム行きのバスに乗り込み一息ついた。

3日目その2へ続く。